
ラジオメータは1875年ころ、イギリス人科学者・ウィリアム・クルックス(1832〜1919)による実験−クルックス管の中に羽根車をおいて、陰極線をあてて回転させた実験によって生まれました。
太陽光が当たると、真空になっているガラスの中の羽がくるくると回ります。そうです、太陽光の力で回る羽根です。一種のソーラーエンジンです。ただし太陽電池で動作するわけではありません。光を受けてくるくる羽が回るのを見るのは、素朴に楽しいです。窓際のラジオメータが光を受けてくるくる回っているのは実にキュートです。
ラジオメーターと聞いて、それがどんなものであるかを知っている人はそれほど多いわけではないでしょうね。一見エジソンの電球かな?っと思えるような形状で、全体からレトロなオーラを発する科学器具です。


米国製ですが、実際に米国で作っているかどうかは不明です。言えるのは日本で作ると数万円クラスの価格になってしまうものなのです。欧米では昔から「癒し系インテリアグッズ」として定番の商品です。ドイツ製などの高価な手作り品も日本には輸入されています。工芸品的なドイツ製ラジオメーターなどより、この実験器具然とした電球型のラジオメーターに、シンプルで詩的なセンスを感じます。光が強いと、羽は勢いよく回転し、弱いとゆっくり回転します。
真空に近いガラス管の中に、表裏が白黒に塗られた羽根車があります。光をあてると光の吸収の大きい黒く塗った面がより暖められ、黒い面に接触した気体分子に、より大きな運動量を与えるために、その反作用の差によって羽根車は回転する力を得ます。
つまり、板の黒い面の表面付近の気体の分子運動が活発になり、板の表裏に圧力差が生じます。その結果、黒い板が押されて回転します。光の強さによって、羽根車の回転する速度は変化します。
光であればOKというわけでありません。太陽光線や白熱灯など、赤外線(熱線)を含んだ光線を当てると回転します。蛍光灯や発光ダイオードなど赤外線を含まない光ですと反応がありません。
サイズ:直径約80×高さ123mm
素材:ガラス・合成樹脂
重量:約53g
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